デジタル情報記録管理とは

デジタル情報記録管理とは、人類の長い歴史の中ではぐくんできた様々な文化的、社会的な資産などをデジタル情報として記録し、これに利用・活用を前提にした二次情報を付加し、データベースなどの形で管理することを言います。

デジタル情報記録管理の対象のひろがり
デジタル情報記録管理(デジタルアーカイブ開発)の対象は、文化財保護法で定義されている文化財や、図書館、美術館・博物館、文書館等が所蔵する資料や貴重書、歴史的な資料(文書、写真、映像等)が中心であると考えられてきました。しかし近年では、従来からの所蔵資料や歴史的な資料に限らず、地域の持つ有形・無形の文化財や地域の固有価値、地域の暮らし、生活、さらには個人にまでその範囲を広げています。また、文化・社会的資産のみならず、時の経過のなかで刻々と姿を変えていく、風景、自然現象、動物、植物のあり様なども、その対象と考えることができます。